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キャラブキ

フキは全国に生えていてとても身近な山(庭?)菜です。キャラブキは特別に栽培したフキを使うわけではなく、そんな道ばたの季節感をいただいて味わうものです。お土産屋さんや専門店で売っている本格的な仕上がりは難しいけれど、手づくりの我が家の味こそホンモノのキャラブキかもしれません。

材料1

フキ
適宜
酒、砂糖、しょうゆ
適宜

材料2

ふき
5kg
300ccくらい
5合
醤油
1升
水あめ
200ccくらい

道具や素材のアドバイス

  • フキは野ブキがキャラブキにあうといいます。見分け方などは、素材の知識のフキをごらんください

▼作りかた1の写真

kyarabuki01.jpg kyarabuki02.jpg

▼作りかた2の写真

kyarabuki05.jpg

作りかた1

  1. ※(材料1の分量を使用します)採ってきたフキは新鮮なうちに筋を取ります。食べやすい大きさに手で折りながら、折っては筋を引く、を繰り返しながらむいていきます。掃除したフキはそのまま水につけてあくを出します。手はあくで黒くなります。(A.)
  2. 水をきったフキは鍋に入れて、酒、砂糖、しょうゆを入れゆっくり煮ていきます。
  3. 分量はお好みです。砂糖をうんと多く入れるとB.のようなアメ状になり、上の写真のような出来上がりになります。砂糖を控えて醤油味の佃煮風に作るとC.のようになります。いずれにしてもかなり濃い味付けを心がけます。

作りかた2

  1. ※(材料2の分量を使用します)ふきは良く洗って5cmくらいの長さに切ります。
  2. なべにふき、醤油、水を入れて煮ます。かさが減ってしんなりしたら砂糖を入れます。
  3. サロンヒーターを使用して3日掛けて煮付けます。
  4. 汁が無くなったら水あめを入れてなじませてできあがりです。

知恵袋

kyarabuki03.jpg手で折って水につけたフキは大きさもまばら、水をすってねじれます。それが手づくり感があってホンモノだ。という人がいました。筋を取らずにぶつ切りにして煮るとおいしいという人もいました。唐辛子を入れる人、みりんで味付けする人・・・キャラブキは、いろんな味があってとてもおもしろい!
まっすぐに仕上げたい時は、茹でてから皮をむくと曲がりません。

あくは抜かない。昔は、胃薬として食べていたとの事です。胃の調子が悪い時、2,3本食べると効果があるということです。色は真っ黒です。日持ちもすると言うことです。

  • 作りかた1)2004年6月楡島にて取材。2005年1月情報追加。
  • 作りかた2)2007年3月25日食ぅちゃん掲載。旧妙高村 池島トミコさん取材協力による
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