切り干し大根の煮物 →ページへ
昔田植えのこびり(小昼)と言えば切り干し大根の煮物の決まっていたものである。ニシン、昆布、人参など栄養のバランスもよくさめても美味しい煮菜の定番です。
フキは全国に生えていてとても身近な山(庭?)菜です。キャラブキは特別に栽培したフキを使うわけではなく、そんな道ばたの季節感をいただいて味わうものです。お土産屋さんや専門店で売っている本格的な仕上がりは難しいけれど、手づくりの我が家の味こそホンモノのキャラブキかもしれません。
昔、山間地ではヨモギを取り、乾燥させて売って生計の足しにしていました。お灸の原料になったりしたそうです。ヨモギは別名もち草といい草もちや笹団子に最適です。春先のヨモギは柔らかくこの時期に収穫して、冷凍保存しておくといつでも色と香りのよいヨモギ料理を楽しめます。
小豆のあんこは、おはぎやぼたもち、笹団子、あんもちと年中利用します。漉さずに作るつぶあんは作りやすい餡です。砂糖の量や煮かたもアレンジできます。手づくりの餡は上等な和菓子を食べているように甘みもスッキリと美味しいですよ。
ウワバミソウは、妙高ではヨシナと呼ぶことが多いです。春の芽だしの頃から食べられますが、6月になると背丈が伸び、茎を食べるのが一般的です。ぬるっとした触感を出すには叩きます。ゆであがりの色は目がさめるようなヒスイ色をしています。
もちはお祝いや祭など一年に何度もついて食べました。杵と臼は一家に一台あって、一度に何升もついては親戚に配ったものです。新しい笹が出てくる6月の笹餅や、大寒の頃つく寒餅は特別なものです。
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