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もぐさ餅(よもぎ餅)

昔、山間地ではヨモギを取り、乾燥させて売って生計の足しにしていました。お灸の原料になったりしたそうです。ヨモギは別名もち草といい草もちや笹団子に最適です。春先のヨモギは柔らかくこの時期に収穫して、冷凍保存しておくといつでも色と香りのよいヨモギ料理を楽しめます。

材料

●約50個

小豆(大納言)
1kg
砂糖
800g
 ※1kgでも。好みで調節できる
 

よもぎ(茹でてきざむ)
1kg
 ※好みで多くてもよい
 

もち米
2升

道具や素材のアドバイス

  • 餅30g、餡30gでまとめる ※餅は好みで60gくらいまで増やせる
  • 市販の小豆は乾燥が強いため砂糖や水の量は加減する
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作りかた

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  1. 【よもぎの準備】
    新芽を摘んで洗い、たっぷりの沸騰した湯でさっとゆでる。水にとって1時間程度おきアクを抜く。水をきり、フードプロセッサーで細かく刻んで手で水をよくしぼる。
    ※春の芽が伸び出した柔らかいものを使う。
    ※好みや、よもぎによって水につける時間を変え苦味を調節する。冷凍して保存できる。
    ※餅と合わせるときは電子レンジなどで温めると混ざりやすい。
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  1. 【小豆餡の準備】
    小豆を朝水につけ夕方煮る(10時間ほど)。つけたまま水から煮て、沸騰したら最初の湯はゆでこぼす(あくがとれる。…収穫後一年未満の小豆はゆでこぼさなくてよい)。新たにおよそ小豆の倍の量の水を入れ煮る。
  2. (2:00程度)小豆がやらかくなって水分がほとんどなくなったら、鍋の中で半ごろし*につぶし、砂糖を入れる。へらで抵抗がでるくらいまで細火で煮る(1時間ほど)。
  3. 煮上がったら、蓋はせず蒸気がとぶようにして完全に冷やす。餅でくるみやすいように一個ずつ丸めて準備する。
    小豆餡の半ごろしとは、粒が少し残る程度につぶした餡の事。つぶし加減はお好みで。荒い目の金ザルでしゃもじを使って裏ごしすると楽

  1. 【餅をつきもぐさ餅を仕上げる】
    洗ってふやかしたもち米2升を餅つき機でつく。つきながら準備したよもぎを入れよく混ぜ、片栗粉を多めにふるった容器にあけ、水をつけた手で熱いうちにとりわけながらまとめていく。
  2. 餅を8cmくらいに伸ばし、丸めておいた餡をつつんでいく。手につかないよう片栗粉をつけながら作業をする。少々平たくなるよう形を整え、片栗粉をまぶして仕上げる。
    ※杵と臼でも同様にでき歯ごたえがよいが、餅つき機ははるかに手ごろにできる

知恵袋

妙高市平丸では、もぐさ観音のお祭りが4月18日に行われます。地元では、草もち、ヨモギ餅と呼ばず、モグサ餅と言います。

農家は昨年作った小豆を一年かけて、いろいろに調理して食べる(しるこ、羊羹、おはぎ..)。市販の小豆は乾燥がよいため砂糖の量や調理のしかたが多少異なる。

出来立てをいただきますが、だんだん固くなってくるので翌日くらいまでに食べる。固くなったら電子レンジで温めたり、火であぶったりして食べる。冷凍もできる。出来たてを冷凍すると、自然解凍でやわらかく食べられる。電子レンジで解答してもよい。

一度に沢山できるので親戚、隣近所に配ってみんなで食べるといっそうおいしい。

  • 2007年4月21日 青ちゃん(料理) 食ぅちゃん(協力)
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