(スゲの採取と乾燥)
(スゲとイグサの利用)
「カサスゲ」と呼ばれるものと「?スゲ」と呼ばれるものがあり、幅や長さが弱冠違う。湿気があり、水はけのよい斜面にはえている。人の背ほどの長さがある。葉が痛む夏前に収穫する。採った葉は風通しのよい場所で天日で一気に干しあげ、光が当たらないように新聞紙などにくるんで保管する
写真上がイグサ、下がスゲ
スゲは根本にいくにつれ三角形をしていて、全体に幅が広いため、柔らかいうちかもどした際裂いて使う事もできる。イグサは丸みを帯びている。
しなやかで弾力があるのはイグサで、畳表として売られているものを入手して使うと手軽である。反対にスゲは切れやすく均一でないため扱いにくい。
スゲもイグサも、笹団子やチマキに欠かせない。自然に生えているものを利用していた頃はスゲが多かった。切れやすい反面、手で引っ張るとちぎれるスゲのほうが食べやすい。
乾燥したスゲやイグサはお湯に通すことで柔らかくなり使いやすくなる。沸騰した湯に材料を浸し10分ほど煮て火を止めしばらく置いてから利用する。