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水ようかん

手づくりの水ようかんは、色も淡い紫色。小豆の香りそのままの大変品のよいおやつです。思ったほど難しい料理ではありません。お試しください。

材料

中サイズ流し函(18cm×18cm×4)約2箱分(水ようかん4本)に若干満たない量です

小豆のこし生あん
1kg
砂糖
400〜500g(お好みで)
棒寒天
2本(16g〜20g)
1000cc
少々

道具や素材のアドバイス

  • 寒天流し(専用容器)があると便利ですが、なければ四角い入れ物なんでもOKです。プリンの型など使っても面白いです
  • 寒天は棒寒天でも粉末寒天でもかまいません。棒寒天は通常1本10g、粉寒天は4gが棒寒天1本分で計算します。
  • 生こしあんの作り方「小豆のこし生あん(生こしあん)」をご覧ください
水ようかん 水ようかんの作り方

作りかた

  1. 下準備:前日に棒寒天を水でざっと洗い、水をはったボールの中にちぎって入れる。 (一晩たつと充分やわらかくなる)粉寒天は水に直接入れて火にかけられます
  2. 厚手の鍋にこしあんと砂糖を入れ、まぜあわせ、火を付ける
  3. しぼった棒寒天と分量の水を鍋に入れ、寒天がしっかりとけるまで加熱する(沸騰)
  4. 鍋の餡を底の平らなしゃもじで混ぜながら加熱し、砂糖を溶かし寒天液を入れた時に固まらない温度まで温めたら(触って熱い程度まで)3の液を少しづつ加えながら混ぜる
  5. 火にかけて再び沸騰したら火から下ろし、冷水か氷に鍋を入れ、泡が出来ないように丁寧に絶えず混ぜながら冷やす
  6. 温度が下がってわずかなかたまりが出来た瞬間に型に流し入れる(およそ45℃)
    温かいうちに型に流すと、小豆が沈んでしまう。
  7. 冷えて固まったら切り分ける

知恵袋

冷たい寒天のお菓子だから、季節は夏かと思うとそうでもありません。水ようかんは傷みやすいからという理由ではなく、妙高では冬の季節の食べ物です。お正月に必ず作るという人もいます。

    • 2009年2月5日 料理…よーくん、世詩絵、きよこさん、取材…やっこ、よーくん(いえあじプロジェクト)
    • 2018年1月7日 村シェフ修正

「水ようかん」へのコメント (3件)

世詩絵さん、ありがとうございます。
小豆の収穫時期との関連、そして冷蔵庫のない時代に食べられる甘い菓子という線は濃厚ですね。
自分の畑で小豆を作っている家ならではの「郷土料理」だと感じました。
おもしろいなー。


いつ頃からって聞かれると、昔からとしか言いようが無いのですが!
私が、物心ついた頃から、実家では大晦日・正月に必ず《水ようかん》が有りました。
母は、12月の30日頃に、小豆を煮て漉して作っていたと記憶しています。
《水ようかん》と言うよりは、《練りようかん》に近かったような気がします。
少し煮詰めると、冷めて時間が立っても、水が出にくいからだと思います。
今のように、豊富に甘いものが有る訳じゃ無いから、
正月の《水ようかん》は、とても楽しみなおやつでしたね。
私の実家だけの事かも知れませんが!


冬に《水ようかん》を作るのは、腐敗が遅いからじゃ無いでしょうか?
《水ようかん》は、暖かいと腐るのが早いです。
沢山作っても、長持ちしませんから、(自家製に防腐剤など使う事は有りませんし)
今のように、一般家庭に冷蔵庫が無い時代は、
夏場には作れなかったのではないでしょうか?
それと、小豆を夏まで取って置くと、虫が付いてしまうので、
春までに食べてしまう事も、理由の一つかも知れません。

あくまでも、未確認情報です。



こちらで初めて「冬に食べる水ようかん」を知りました。
気をつけてみると近所のパン屋さんでも水ようかんが今の時期売られています。
同じ県内でも上越地域だけともききます。
いつ頃から冬に水ようかんを食べるようになったのかご存知でしたら教えて下さい。
よろしくお願いします。


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