ふきのとうの天ぷら(サクサクタイプ)
雪国では雪消えと共に顔を出すふきのとうを心待ちにして、まだ黄色いふきのとうを我先にといただくのが早春の楽しみの一つです。
材料(4人前)
- フキノトウ(大きめ)
- 20個
- 薄力粉
- 大さじ4
- 片栗粉
- 大さじ1
- 冷水
- 120cc
- 全卵
- 30cc
- 塩
- ひとつまみ
- 分量外の塩、分量外の薄力粉
-
ふきのとうの天ぷらのウソ?
- ふきのとうは花の開いていないものを選ぼう→花が開いていてもアクが少なく、茎の柔らかいものは花が開いていても問題ありませんし、閉じているとその部分の火が回りにくいので、むしろ開いている方が良いです。
- 雌花のほうが美味しい→確かに雌花のほうが美味しそうに見えるかもしれませんが、雄花のほうが食べる部分が多かったり、味の好みは好きずきです。
- カラッと揚げるために高温でさっと揚げる→逆です。低温でゆっくり揚げます。
サクサクタイプの作りかた
- ふきのとうは洗って掃除して、ペーパータオルなどで水気をよくきっておく
- 薄力粉と片栗粉を計って混ぜる
- 冷水と溶き卵に塩をひとつまみ入れた所に、2の粉を入れるがほとんど混ぜない
- ふきのとうに分量外の薄力粉を薄くまんべんなく付ける
- 160℃程度に揚げ油の温度を保つ(油があまり多くない場合は材料を入れた瞬間に温度が下がるので火加減をこまめに調節します。
この時温度が高いと葉に色がつき、低すぎるとカラッと揚がりません)
- 油を混ぜながら水分を蒸発させ、何度もひっくり返すようにして揚げます。衣がゆるくなるようなら、薄力粉を足しながら揚げる(具材に衣を付けながら混ぜる程度で箸などで溶かない)
知恵袋
保存:ふきのとうは固く絞った濡れタオルか、冷水に入れて冷蔵庫で保存すると新鮮な状態を長く保てます
水切り:ペーパータオルや布のタオルよりも、回転タイプのサラダの水切りは花の中の水までよくきってくれて便利です
油きり:サクサクタイプの天ぷらは揚げてから油を切るところがポイントです。温かい所で保温し、金網よりも新聞紙を使って何度もとり替えていただくのが油をきる良い方法です
道具:竹や木の菜箸より、金の箸(天ぷら箸)が扱いやすいのでお試しください