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2009年01月 アーカイブ

2009年01月02日

なますかぼちゃの煮なます

材料

なますかぼちゃ
適宜
油揚げ
適宜
調味料(出汁または出汁の素、酒、醤油、みりん、塩、砂糖、酢)
適量

道具や素材のアドバイス

  • なますかぼちゃは和え物にもおいしいです。(→なますかぼちゃのピーナッツ和え)
  • なますかぼちゃは夏以降〜冬くらいまでが旬です
なますかぼちゃの煮なます なますかぼちゃの下ごしらえ なますかぼちゃの煮なます作り方
なますかぼちゃの断面

作りかた

なますかぼちゃの下ごしらえ

  1. なますかぼちゃを煮ます。10cmくらいの輪切りに切って種をとり、沸騰した湯で煮るか蒸かして火を入れます
    煮すぎると歯ごたえが無くなるので注意。熱いうちにようやくほぐれる程度であげます。しゃきしゃきした歯ごたえがあります。
  2. 熱いので手袋などをして身をほぐします。バットなどに広げ、水分を飛ばしながら冷やします。

仕上げ

  1. 合わせ調味液を作ります。鍋に、出汁(または出汁の素と水)、酒、醤油、みりん、塩、砂糖、酢を入れ煮立たせます。
    味付けは好みですが、”甘酸っぱく”することがポイント。なますかぼちゃは味が薄いので濃いめの調味液を作っておくといいです。後から足すこともできます
  2. 拍子に切った油揚げとなますかぼちゃを入れ、強火でざっと煮て火を止めます。冷ましながら味がしみて食べ頃となります。

知恵袋

具はお好みで、干ししいたけの戻したもの、人参など入れてもよいでしょう。味をまるくするために油を足す人もいます。

なますかぼちゃのセンイは、同心円状に巻いていますので縦割りにするとバラバラになってしまいますよ〜

    • 2008年12月25日 料理…世詩絵、取材…ねおかんのコックさん、やっこ

なますかぼちゃのピーナッツ和え

材料

なますかぼちゃ
適宜
ピーナッツ(日本酒でもどしておく)
適宜
調味料(砂糖、塩、ピーナッツを戻した酒)
適量

道具や素材のアドバイス

  • なますかぼちゃは煮なますもおいしいです。(→なますかぼちゃの煮なます
  • なますかぼちゃは夏以降〜冬くらいまでが旬です
  • ピーナッツ(落花生)は、収穫して干して、煎ってあるものを使うか、そのまま食べられる殻付きのピーナッツを求めてください
なますかぼちゃの和えもの なますかぼちゃの下ごしらえ なますかぼちゃの和えもの作り方

作りかた

下ごしらえ

  1. ピーナッツは前日に殻をむいて、渋皮もとり、日本酒に浸しておきます。
    アルコールは飛ばしません
  1. なますかぼちゃを煮ます。10cmくらいの輪切りに切って種をとり、沸騰した湯で煮るか蒸かして火を入れます
    煮すぎると歯ごたえが無くなるので注意。熱いうちにようやくほぐれる程度であげます。しゃきしゃきした歯ごたえがあります。
  2. 熱いので手袋などをして身をほぐします。バットなどに広げ、水分を飛ばしながら冷やします。

仕上げ

  1. 和え衣を作ります。ピーナッツのみをすり鉢でよくすります。砂糖、塩を加えながら味付けし、固さをみながら、ピーナッツを浸した酒を加えてのばします。
  2. 和え衣の入ったすり鉢になますかぼちゃを入れてからめます。
    なますかぼちゃから水は出にくいので、仕上げは食べる直前でなくても比較的だいじょうぶです。

知恵袋

ピーナッツのかわりに、オニグルミでもおいしいです。オニグルミの代用として手軽に作りたい時など覚えておくと便利です。

    • 2008年12月25日 料理…世詩絵、取材…ねおかんのコックさん、やっこ

やつがしら(八頭)の煮もの

材料

やつがしら(八頭)
適宜
その他の具(にんじん、しいたけ、レンコン、あつあげ、チクワ、こんにゃくなど)
適宜
調味料(だし汁、酒、醤油、みりん、塩、砂糖)
適量

道具や素材のアドバイス

  • 八頭(やつがしら)と里芋は似ていますが味は違います。(→やつがしらと里芋)
やつがしら(八頭)の煮もの やつがしら(八頭)の煮もの作り方

作りかた

  1. 八頭は皮をむいて食べやすい大きさに切り、面取りをしておきます。その他の材料は(写真参考)お好みで切ってください。
  2. 調味料を合わせ、材料を全て入れて煮ます。落としぶたをしてことこと煮ていきます。途中様子をみてください。八頭が一番煮えにくいです。
  3. 煮上がったら火をとめ、しばらくそのままにして味を含ませます。八頭は冷たくなると固くなります。

知恵袋

八頭と里芋の違い;八頭は芋が茎の付け根に一個あって、回りにあまり食べない子芋がついています。里芋はいくつかの芋がくっついてなります。見た目に細かい毛が多いのが里芋。八頭の子芋はしずく型をしています。味は、ホクッとしているのが八頭でぬめりがある食感が里芋です。

八頭はお正月の煮物にあるとうれしい食材ですが、収穫した八頭をお正月までもたせる前に腐ってしまうことも多いようです。

    • 2008年12月25日 料理…世詩絵、取材…ねおかんのコックさん、やっこ

やつがしら(八頭)の子芋の甘辛揚げ

材料

やつがしら(八頭)の子芋
適宜
片栗粉
適宜
調味料(だし汁、酒、醤油、みりん、塩、砂糖)
適量

道具や素材のアドバイス

  • 八頭(やつがしら)と里芋は似ていますが味は違います。(→やつがしらと里芋)
やつがしら(八頭)の子芋の甘辛揚げ やつがしら(八頭)の子芋の甘辛揚げの作り方

作りかた

  1. 八頭の子芋は水で洗って鍋にかけ、ほどよく茹で上げます。(ゆであがった芋はむいてそのまま塩をつけて食べてもおいしい)
  2. 袋に片栗粉を入れ剥いた子芋にたっぷりと粉をまぶします。中〜高温の油で揚げます
  3. 別鍋に、揚げた子芋をからませるたれを作っておきます。出汁、みりん、醤油、砂糖などからなる甘辛のたれです。子芋が全て揚がったら、熱くしておいたたれの中にいれ加熱しながらからませていくと、とろみがついてつやつやと仕上がります。
やつがしら(八頭)とやつがしらの子芋

知恵袋

八頭と里芋の違い;八頭は芋が茎の付け根に一個あって、回りにあまり食べない子芋がついています。里芋はいくつかの芋がくっついてなります。見た目に細かい毛が多いのが里芋。八頭の子芋はしずく型をしています。味は、ホクッとしているのが八頭でぬめりがある食感が里芋です。

八頭は採って時間が経つと固くなるらしいです。子芋は通常あまり食べません。というのも親芋のほうが大事にされるからです。でも、小さい芋を茹でて指でつまむと、つるっと剥けて、塩を付けて食べても美味しいおやつになります。飛び出し芋とも呼ばれます。

    • 2008年12月25日 料理…世詩絵、取材…ねおかんのコックさん、やっこ

2009年01月17日

甘酒(玄米甘酒)

材料

米麹
800g
玄米
1合

道具や素材のアドバイス

  • 玄米は火が通りにくいため、普通の鍋だとおかゆにするまで時間がかかります
  • 少量なら保温ポットでも作れそうです
玄米甘酒 玄米甘酒の作り方

作りかた

  1. 圧力鍋に洗った玄米と玄米の2倍程度の水を入れ、おかゆを炊く
    (目安:中火→沸騰(おもりが回る)2分→弱火18分→火を止め15分)
  2. 米麹はかたまりがあればよくほぐし、バラバラにしておく
  3. 炊きあがったおかゆを60℃に冷まし、ほぐした麹とよく混ぜ合わせる
  4. 50~60℃に保ち、5~6時間、甘味が出てドロッとした状態にする
    • 発砲スチロールの箱やクーラーボックス等に70℃くらいのお湯を保温用に用意し、3と一緒にいれ温度が下がらないようにする
    • またこたつなどで保温する場合は温度が60℃より高くならないように注意する

    麹の状態や水分の量、温度の管理で甘味の出方が変わるので、1時間おきくらいに様子をみる。
  5. 4を水で2、3倍に薄め、沸騰直前くらいに温めてできあがり
    • 水で薄める加減はお好みで、さらっとしたほうが好みなら水を多めに、こってりとしたほうがよければ少なめにする
    • 甘味も足りない場合はお砂糖など加える

知恵袋

米麹2.5kg分をつくり、500g×10袋できました。 おばあちゃんがこたつで作ってくれた甘酒ですが最近は甘酒機能がある炊飯ジャーもあるそうです。

保温の温度管理がポイントです。味をみながら様子を見ること、甘味はゆっくりと強くなってくるかんじ。温度が高かったり、保温の時間が長すぎると酸味がでます。

    • 2009年1月17日 料理、取材…やっこ(いえあじプロジェクト)

2009年01月27日

もちつき(寒餅、笹もち、いろいろな餅)

材料

▼のしもち

餅米
適宜
青のり、しそふりかけ(ゆかり)、干しえび、大豆(青大豆、黒豆でも良い)
適宜
片栗粉(もちとり粉)
適宜

▼つけるもの

小豆餡
適宜
大根おろし
適宜
醤油
適宜
きな粉
適宜
砂糖
適宜

道具や素材のアドバイス

  • 餅つき器(または杵と臼)
  • 水の入ったボール:相の手を入れるときか、餅つき器を使用する時、餅をとる時、ちぎる時などに使います
  • もちつき器、杵臼
  • 平らな板:ついた熱い餅を伸します
  • のし棒
  • ふるい、ブラシやはけ:片栗粉は餅がくっつかないように使う片栗粉をふったり、余計な粉をとったり、掃き集めたりします
  • ふるい、はけ 新聞紙、ビニール(風呂敷):床が汚れないようにブルーシートをひいたり、新聞紙やビニールは餅をのしたり、冷ましたりする際いろいろ使います
    ---------
  • ゆかりは米1升に約一袋、青のりは1/2袋、干しエビは1袋、豆は1合ほど使います。何れもお好みで量は加減できます。
  • 色だけ付けたい時や、自然材料だけでは色が薄い時は、食用の色粉を使う事もあります

▼切り餅

切り餅、寒餅

▼笹もち

笹もち

▼餅の蒸しかた

餅の蒸しかた

▼干しエビの餅と伸しかた

干しエビの餅と伸しかた

▼豆餅

豆餅
伸し餅、ひし餅

▼ちぎりかたと餡のつけかた

ちぎりかたと餡のつけかた

杵と臼で餅をつく

もちつき
  1. 餅米は前日にとぎ、充分吸水しておきます。冬場のほうが吸水が悪い
  2. 蒸し器に湯を沸かす。蒸し器に蒸し布を引き、ザルにあげた餅米を入れる
    (餅米の中央を少しあけると蒸気が全体に回りやすくなり、早く火が入る。蒸し器に入れる米の量があまり多いとムラになることがあります。写真は一升の米)
  3. 沸騰した蒸し器で餅米を約18分蒸す(様々な条件によって変わる)。餅米を少しつぶしてみて、ねばりがあれば火からおろす
    (餅米の量が多い場合は途中全体を混ぜ、場所を入れ替える)
  4. 木の臼は使う前に水洗いし内側をぬらしておく。バケツなどに水を用意し杵も同様に水を含ませておく。(餅がくっつかないようにするため)
  5. ふかしあがった熱々の餅米を臼に移し、水をしっかりとつけながら腰を低くしてすりつぶす
    いきなり杵を振り上げてもつけません。臼の回りを回りながら丁寧にすりつぶします
  6. 杵を振り上げて重みを利用して力強くつき落とす。つく度に相の手は、水をつけた手で餅を少しずつ移動させてやります
  7. 餅米の粒がなくなり、粘りと張りが出てなめらかになったらつきあがり。手早くつかないと堅くなります
  8. すばやく餅を取り出し伸し板に移す。この時、片栗粉を振ったビニールの上に置くと冷めてから扱いやすい
  9. 餅の上にも片栗粉をふるい、手早くのし棒で好みの厚さに伸す
  10. 粗熱がとれたら、切る時まで新聞紙をかけ、乾きすぎないようにする
  11. (翌日)20時間ほど経つと餅が固まってくるので、余分な片栗粉を落とした後、包丁で切り分ける

餅つき器でつく

  1. 杵でつくときと同様に米を蒸す
  2. 餅つきの釜に水を少量散らしておき、餅を入れ蒸気の上がりがおさまる程度まで待つ
    (餅つき器は水分が飛びにくいため、すぐにスイッチをいれると水分の多いやわらかい餅になることがある)
  3. 餅をつく。以降は杵つきと同様

具入りの餅、豆餅などを作る

  1. 干しエビ入り:最初にフライパンで軽く煎っておくと香ばしくなる
  2. ゆかり入り、青のり入り:機械づき(餅つき器)なら、最初の米が粒の状態の時から入れるとよく混ざる
  3. 豆入り:大豆は前日から水に浸しておき(冬場20時間ほどかかる)、米を蒸す際ふきんに包んで一緒に蒸す。米より早く火が入るので頃合いを見て取り出す。豆はつき上がり直前に入れないと形が崩れてしまう
    1.〜3.はあられやしんもちを作る時も同様です

小豆餡やきなこのつけかた

  1. つきたての餅を冷めて堅くならないうちに、手に水をつけながら手早くちぎり、丸める
    軍手のうえに食品用薄手のビニール手袋をして作業をすると熱い餅も扱いやすい
  2. 用意しておいたきなこ(砂糖入り)や、餡にくぐらせて盛りつける
    小豆餡は温めて、水分多めで少し柔らかくしておいたものがつけやすい

知恵袋

ビニール袋に入れる方法

餅は非常にカビやすい食べ物です。昔から”大寒”(一月の末頃)につく餅はカビにくいと言い、その頃つく餅を”寒餅”と呼びました。また空気に触れないとカビが発生しないため、最近の家庭ではつき上がった餅を粉にとらず、つきたてを直接ビニール袋に入れて、その都度切って食べる人も多いです。

おろし餅

餅はお祝いなどや、お正月、大寒、田上がりなど一年の決まった頃に夏冬問わずついたものです。春は草餅、初夏には笹もち、好みできな粉や小豆のあんこ、醤油で味をつけた大根おろしのおろし餅は人気です。家によっては胡桃味噌、砂糖醤油、醤油とのりの磯辺巻きと家族の好みに合わせて楽しみます。

昔の農家は餅米も自分の田でつくり沢山有ったので、一年間頻繁に餅を搗いて食べました。“寒の餅”“節句の餅”“祭りの餅”“田休みの餅”“お盆の餅”“秋節句の餅”“正月の餅”そして、“婚儀の祝い餅”“建前(棟上げ式)の振る舞い餅”。餅は、おもてなしやお祝いで、ご馳走として食べていたのです。
私が小学生の頃は、杵と臼で、父たちが餅つきをしていた姿を思い出します。(世詩絵)

    • 2005年3月13日 「ホンモノはうまいよ!もちつき」にて取材
    • 2009年1月23〜25日 料理…きよこさん、世詩絵、柴ダン、取材・編集…やっこ、よーくん

雑煮

材料

▼妙高の代表的なレシピ

ぜんまい
適宜
油揚げ
適宜
ちくわ
適宜
こんにゃく
適宜
大根
適宜
醤油
適宜
適宜
出汁のもと
適宜
味醂
適宜
少々

▼豚肉のレシピ例

ぜんまい
適宜
ちくわ
適宜
つきこんにゃく
適宜
白菜
適宜
大根
適宜
豚肉(バラ)
適宜
醤油
適宜
長ねぎ
適宜
出汁のもと
適宜
味醂
適宜
適宜
少々

道具や素材のアドバイス

雑煮 雑煮の作り方

作りかた

  1. (前日作業)ぜんまいを沸騰した湯に入れ、すぐに火をとめる。湯が冷めたら水を一度換え、そのまま翌日まで
  2. 材料はそれぞれ食べやすい大きさに切る。こんにゃくは湯通しする。具だくさんに作る
  3. 調味料を合わせた鍋にちくわ以外の材料を入れて煮る。アクを取る。材料に火が入ったらちくわを加え、しばらく煮たら火をとめる
  4. 切り餅を焼いて、つゆを温め直し、おおぶりの椀に餅をいれ具入りのつゆをはって、刻んだねぎをちらし出来上がり

知恵袋

雑煮は各家庭で、家族の好みに合わせて作り方が少しずつちがいます。妙高ではほぼ醤油味で具だくさんです。今は簡単に出汁の素を使う家が多いようですが、煮干し出しの雑煮が昔っぽい気がします。ぜんまいは必ず入ります。コンニャクは突きこんもあれば、板コンニャクもあります。ちくわや大根は入ります。豚肉、鶏肉、油揚げ、こういった所はそれぞれの好みのようです。鶏肉を入れるとゴボウが入ると美味しいと思います。

芹を入れて作るのがお雑煮らしい雰囲気がありますが、雪に閉ざされる季節に庭の芹はありません。ネギが簡単です。

ほぼ、雑煮は元旦の朝と決まっています。尋ねたところでは、朝8時くらいに食べる人が多いようですよ。
元旦の朝は、家族そろって、1.仏壇にお参り 2.床の間にお参り 3.神棚にお参り。そしてお雑煮と決まっている。と、取材中ある人は言っていました。

鏡開きの1月11日も決まってお雑煮を食べるようです。

    • 2008年1月24日 料理…世詩絵、取材…やっこ、よーくん(いえあじプロジェクト)

しんもち、あられ、かきもち

材料

▼のしもち

餅米
適宜
青のり、しそふりかけ(ゆかり)、干しえび、大豆(青大豆、黒豆でも良い)
適宜
片栗粉(もちとり粉)
適宜

道具や素材のアドバイス

あられ あられ、しんもちの切り方、干し方 あられ、しんもちの揚げ方
しんもちの編み方

作りかた

  1. (前日作業)餅をついて1cm〜2cmで厚さを決め、一定に伸しておく。伸し方は「もちつきのページ」の方法で、片栗粉を付けて伸ばしても、袋に入れて伸ばしてもどちらでもよい。袋に入れない場合は、乾きすぎないように新聞紙をかけておくとよい。寒の時期で、ついてからおよそ20時間くらい置くとちょうど切りやすくなるため、前日は午後餅をついておくと翌日の朝から作業にかかれる
  2. しんもちにする場合は長さ7cmくらいの短冊に切る。あられにする場合はさらに細かく切って、1.5cmくらいのさいの目にする
  3. 切り終えたあられは、新聞紙を2〜3枚広げたところに重ならないようにばらまいて、さらに新聞紙を1枚かけて乾燥させる。
  4. 翌日から3日間は1日に1回新聞紙の湿り具合を確かめながら交換したり、あられをころがして上下を入れ替えながら手当てする。その後は上の新聞紙を取って約3週間、たまにころがしながら時間をかけて乾燥させる。試しに揚げてみて芯までサックリと揚がるようであれば乾燥を終了して容器に移して保存する
    餅はかびやすいため、1月中旬〜2月いっぱいの大寒の前後でないと上手にできない。また短時間で乾燥してしまうとひび割れしておいしいあられにならないため、温かい時期は向いていない

揚げかた、食べ方

  1. 150℃くらいに熱したサラダ油で気長に揚げます。油に入れると直ぐに浮いてきて、周囲から膨れてきます。芯が残らないように揚げるのがコツ。徐々に割れてはじけてきたら火傷に気をつけてください。
  2. はじけなくなってしばらくしたら、温度を少し上げて最終的に180℃くらいまで揚げて、きつね色がつくくらいで仕上げます。食べて確かめながら揚げます。
  3. 油をよくきって、砂糖や塩をお好みで振って食べます。油が酸化したり、湿気ると味が落ちます。早めに食べましょう

知恵袋

しんもちとあられ 「しんもち」ってどう書くの?どういう意味?と尋ねても人それぞれの思いこみで違いがあります。「"凍み餅"がなまって"しんもち"となったのではないか」「固く芯が有る餅だから"しんもち"かと思ってた」「新年に食べる餅だから」「今年とれた新米で作るから」どれが正しいか、どれが間違いかは不明です。但し、長細く切ってあげた”かき餅”は「しんもち」あるいは、長細く切った餅そのものを「しんもち」と言う事はおよそ間違いが無いようです。2009年1月現在、このホームページではこのような見解にとどめておきます。ご意見ください

昔は、乾燥して出来上がったしんもちは、米の中に入れて保管したそうです。

寒い家の中に約1ヶ月広げっぱなし。今の住宅では難しいかな・・?

    • 2008年1月24日 料理…きよこ、世詩絵、柴ダン 取材…やっこ、よーくん(いえあじプロジェクト)

About 2009年01月

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